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湯治 陶板浴に通って、がん治療に前向きになれました

湯治で毎週、岐阜の市内から中津川のローソク温泉に通ってますが、毎週となると高速代、ガソリ
ソ代ともバカになりません。月に四度はキツイなぁなんて考えてたら、親友から、陶板浴が良いら
しい、との情報があり、なんと自宅からすぐ行ける場所に陶板浴「いおリ」さんというのがあり、本
日早速行ってみました。本当に僕の親友は、びっくりするようなタイミングで有益な情報をいつもも
たらしてくれます。感謝しています。

岩盤浴とは何が違うのか、よくわかりません。大きな意味では同じなんでしょう。体温を上げ、免疫
力を強化する、自律神経に働きかけ、副交感神経優位の状態にしてリンパ球を増やすのが目的
です。抗酸化溶液配合の陶器製タイルを使用した低温サウナなので、お店全体にサウナ独特な
臭いもなく、非常にリラックスできる環境です。一時間あっという間で、背中も伸びて、身体もポカ
ポカで、いい時間が過ごせました。
実際利用客層は、低体温対策で女性や、やはりガンの方が多いそうです。思うことはみな同じで
す。ただ、陶板浴による治療の効果など、皆さんがメッセージをのこされていて、ガンが無くなった
方や、体質が改善された方が随分いらっしゃるのには驚きました。
五回目の抗がん剤から二日目ですが、今回はなんと、手や口のしびれがありません。足揉みの
効果もあるかもしれません。抗がん剤投与後から夜のウォーキングを息子とこなし、朝は足揉み
瞑想、気功、筋トレとこなしています。
つい二週間前までは、四六時中死の恐怖が突然襲ってきて、仕事をしてても、子供といても、つい
過去や未来を憂う自分がいて、分かっていてもなかなか顔を上げられない自分がいました。勿論、
今だってどこかに絶えずありますが、二度目のCTでどこか吹っ切れた感があります。第一段階、
乗り切れたんだと思います。死だとか、未来が無いとか、治らないとか、自分とは無縁だくらいに
今は思えてます。先ずは自分の気持ちが如何に前を向けるかだと思います。気持ちで負けたら、
ガンには勝てないと思ってます。でも実際はガンになった、それ自体がストレスの固まりで、笑えな
い、後ろ向きで当たり前なのに、どうやって笑って、どうやってガンと向き合ったらいいんだ?と、本当に悩んで辛い二ヶ月でした。

僕はこれ以上今の自分にやれることはないと言い聞かせて、とにかく治療も、仕事も、家族との時
間も本当に必死に過ごしてます。治療も奏功し、副作用もほとんどなく、食事制限しても血液検査
値に異常なくこれたのが何より自分の精神状態をここまでもってこられた理由だと思います。ガン
になってからの自分は、間違って無駄な時間を過ごしてなかったと思える今に心から感謝していま
す。

今日は朝から長男の夏休みの作品を仕上げました。ペットボトルのサイクロン掃除機です。ありが
ちなキット売りではありません。一から二人で設計した、卓上掃除機です。七月に挑戦した時は、
自分の気持ちが持たなくて、どうしても、これが最後じゃないかなんて考えてしまって、子供と向き
合えませんでしたが、今はそんな気持ちは微塵も無いくらい日々楽しめる自分になったので、今回
は凝りに凝った、パパの作品が出来上がってしまい、嫁が呆れてます。

嫁さんに、よくここまでの気持ちになってくれたね。
ありがとう。もう行けるね、気持ちゆるめずに、信じたことこのまま続けようね!
と、肩をぽんっと叩かれました。
このまま、僕はがんばります。
子として、夫として、親として、親友として、責任を果たして見せます。